オフロードブーツは、モトクロスモデル・エンデューロモデルなどレースの種類によって分けられています。また、幅広く使えるアドベンチャーブーツというカテゴリも存在します。
ここでは特に「防水」という点にフォーカスして、オフロードバイクにぴったりのブーツを種類別にご紹介します。
悪路をガンガン走るなら「モトクロスモデル」
スプリングレースであるモトクロスのためのブーツは、ジャンプの着地時でも滑れにくく壊れにくいよう作られているのが特長です。プラスチックのプロテクションが挿入されており、防御力を重視しているブーツですが、歩行性に難があるというわけではないのでプロテクションを重視するのであればこちらを選びましょう。
なお、SIDI X-3シリーズのように、モトクロスブーツというよりも「エンデューロブーツ」として販売されている商品もあるので、「エンデューロブーツ」の中からプロテクション重視なブーツを選ぶほうがしっくりくる一足が見つかるかもしれません。モトクロスモデル+エンデューロソール(靴底のこと。ブロックソールとも)という組み合わせもよく見られます。
長時間走るなら「エンデューロモデル」
モトクロスほどの悪路ではないけれども、ダートを延々と走るエンデューロは、悪路をずっと走っても疲れにくいよう設計されており、足首の自由が利く程度のプロテクションが採用されています。そのため、ロングツーリングを楽しむなど公道を走る際にも重宝するでしょう。
プロテクション性にもしっかりこだわったメンブレン仕様のTech7(Alpinestars)、防水機能はありませんが動きやすさを性能を追求したGAERNEのED-PROart.405などがあります。お気に入りのブーツに防水機能がない場合、ガエルネのウォータープルーフを使ったりブーツカバーをかぶせたりという手段もあります。
街乗りにも使える「アドベンチャーブーツ」
上記の中でも特にバランスのよい性能を持っているのがアドベンチャーブーツといえます。 悪天候も想定しており、ある程度の防水性を備えているものも多いのが特徴です。どちらかというと歩行性に重きをおいていますが、プロテクション性も備えているので、オンオフ両方で使えるでしょう。
防水という観点で見れば、ゴアテックスを採用しているGミッドランドやメンブレンを採用しているフォーマ・アドベンチャーなどが挙げられます。