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レディースモトクロスの名選手

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2000年から開催された通称「レディースモトクロス」。全日本ロードレース選手権の一つとして開催され、のちに全日本選手権となったクラスです。年々女性ライダーの数が増えていることも手伝って活気があるレディースモトクロスにおいて、輝かしい成績を収める魅力的なライダーをご紹介します。

鈴木沙耶(すずきさや)選手

女性のモトクロスライダーも着々と増え続けている中で、特に注目を集めているのは鈴木沙耶選手でしょう。スタートダッシュはあまり得意ではないものの、途中でぐんぐんと巻き返してトップに躍り出るほど追い上げ力に優れた選手であり、2000年から始まったMFJレディースモトクロスシリーズではチャンピオンの座を総なめにした人物でもあります。全日本モトクロスレディースがはじまって2000年~2007年は8年連続で首位の座を奪い取っており、2010年までに彼女以外にチャンピオンになったのは益春菜選手のみという驚異の成績を残しました。

益春菜(ますはるな)選手

全日本モトクロスレディースにおいて、2008年~2011年までチャンピオンの座を勝ち取り続けたのちにオートレースへと移行したチャレンジブルな選手です。怪我により2018年にはオートレースからも引退しましたが、モトクロスだけではなくオートレースの世界でも連勝を続けた選手でした。引退後も情報番組や動画で情報発信を続けており、バイクの世界で活躍し続けています。

畑尾樹璃(はたおじゅり)選手

熊本県荒尾市出身のモトクロスライダーです。数々の大会で優勝を収めており、2019年からは全日本のレディースクラスから、WMX(ウィメンズモトクロス世界選手権)に参戦するなど、今なおチャレンジを続けている注目の選手です。

安原さや(やすはらさや)選手

1991年生まれ、「みんなでモトクロスを楽しみたい」という思いもあっていつも笑顔を絶やさない選手です。人柄の良さだけではなく実力も伴ったパワフルな選手でもあり、2014年の近畿モトクロス選手権(国際B級クラス)でシリーズチャンピオンの座に上り詰めています。さらに、国際A級ライセンスを女性で初めて獲得したパイオニアでもあり、2015年には全日本モトクロス選手権レディースクラスでチャンピオンを勝ち取りました。安原さや選手にあこがれてモトクロスを始めたという方も多いのではないか、と思える太陽のような存在感がある選手でした。

5歳から始めたモトクロスを22年間ずっと続けてきて、2018年にはモトクロスライダーを引退することを発表。ヤマハの元でライターとして情報発信を行っており、第二のバイク人生を歩んでいます。